一級建築士事務所 設計本舗・W
日記

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1ジ1ド

更新日: 2014年1月8日

ondokei

 松飾も取れた後でのちょっと遅い挨拶になりましたが、新年おめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 我が家の隣の小学校も今日から新学期のスタート。いつもの子供たちの明るい声が戻ってきました。とはいえ、この数日の寒さは格別。
ヌクヌクしたお正月に慣れてしまった身体には、まさに身の引き締まる思い。緊褌一番の始業となりました。
 さて、写真は昨日我が家の庭で撮った温度計。古くなりだいぶ見難くなっていますが、そこに表示された数字は【-2℃】まぎれもなく氷点下!寒い~!・・・。とはいえ、この時スマホの天気欄では当市の現在の気温【-5℃】。さらに低い。この温度計、なかなかの優れもので温度以外にも時計の他幾つか多機能で使えるのだが、数字を読むのに手に取った時、何故か時間を表示したかと思うと固まりそれ以来温度計としては-2℃から動かない。まさしくフリーズ。
 固まった温度計を手に取りしばらく眺めていたら思い出した。そういえば、私の住む東京都下のJR中央線沿線では、「1ジ1ド」という言葉があった。一言で言えば「田舎度合の尺度」とでも言えばいいのか・・・。さて、このJR中央線、ご存じの方も多いと思いますが、新宿を起点に東京を一直線に西に伸びます。東京の西の端は、ご存じミシュランでも紹介された高尾山。その向こうは山梨県(厳密には、神奈川県をちょっと挟んで山梨県)。したがって新宿=都心(丸い山手線内)から離れるに従って郊外度(田舎度)が増し、気候も変わってくるのです。地方の方から見れば「小さい東京、そんなに変わる?」と思われるだろうが、この時の都心の気温【3℃】なんと気温差8℃!これにはさすがに「???」温度差ちょっとありすぎ。
 さてそこで先の「1ジ1ド」。ではこの「1ジ1ド」の「1ジ」は何を意味するのか?答えは、中央線沿線の駅名。新宿から離れるに順に「高円寺(ジ)」「吉祥寺(ジ)」「国分寺(ジ)」「八王子(ジ)」。そして「1ド」は「1℃」。つまり駅名に「ジ」の付く駅を目安に気温が1℃変わるということなのです。特にこの言葉は冬場に使い(夏場はどこも同じように暑い)、確かに新宿で雨だったのが高円寺を過ぎるころには霙(ミゾレ)が混じり、吉祥寺を過ぎる頃には雪へと変わり、国分寺ではウッスラ化粧をし、八王子ではすっかり雪景色。
これからすれば先の気温差8℃はちょっと大げさな気がする。せいぜいわが町国分寺で3℃~4℃差がいいところでしょう。とはいえこれから冬本番、東京の雪はこれから。今週末は成人の日。昨年は雪の中の成人式。おぼつかない足取りで式場に急ぐ振袖姿の新成人の姿を思い出す。翌週はセンター試験。好天を願うばかり。はてさて今年はどんな年になるやら。2014年に幸多かれ!