鳥・鳥・鳥

ご覧の写真は、数日前に我が家の隣の小学校のセンダンの木に
集まった鳥です。さながらヒッチコックの「鳥」のワンシーン。
まさに鳥・鳥・鳥。この写真には写っていませんが、木は鳥小屋から屋根を突き破って伸びています。
映画の中では、鳥が集まり始めた時、鳥カゴの小鳥を対象的に見せるシーンがあったように思いますが、残念ながらここの鳥小屋に鳥の姿はありません。とはいえ、この木にこんなに鳥が集まったのは今年が初めてです。
鳥はよく見かけるヒヨドリですが、日頃は1羽2羽見かける程度ですし縄張り意識が強いのか自分よりずっと小さなメジロやシジュウカラにさえも縄張りの主張をしているのにこの姿・・・。
ともあれなんとフレンドリーなことか・・？
調べてみればセンダンの実はヒヨドリの好物のようですが、なんとも太っ腹である。実はこの数日前までは、他からくるヒヨドリを懸命に追っ払っていたのですが、さすがにこの数になるとお手上げとなった様子。けっしてどこかの国の政治家みたいに身内には寛容というわけではありません。
センダンは今年初めて実ったわけでもなく、例年通りの付き具合ですから、他の餌が今年は少なくなっているのか、開発で住処が失われやむなく飛んできているのか・・。
鳥さえも住み難さが迫ってきているということでしょうか。
とはいえ、この実もこの数で食べられればあっという間に丸坊主。
今では全て食べつくされ一粒たりも残されていません。加えてヒヨドリの姿もすっかり見えなくなりました。
自然はげんきんなものだ。でも、たくましい。