一級建築士事務所 設計本舗・W
日記

ARCHIVE

珍客

更新日: 2014年4月29日

hato

 桜前線もいよいよ津軽海峡を渡り、日本全国春爛漫の気配。
 とはいえ、食品偽装に始まり、ゴーストライター事件にSTAP細胞と、陽気に浮かれた訳ではないのだろうけれど何やら狐につままれたような事件が続いた春先。
 さて、そんな中またまた目がテンになるような光景。この写真、昨日JR府中本町駅から乗った武蔵野線の中の一コマ。花見酒が未だ覚めやらぬ酔っぱらいのオヤジでもあるまいし、何を思ったのか車内に鳩。特に慌てた風でもなく、始発の空いた車内を悠然と闊歩。あまりの落ち着きぶりに思わずシャメ。
堂に入っているとはいえ、随分横着な輩。近頃では音楽教材とまでなり、我ら人間からみれば歌にまでして夢見た翼を持っていながら、これ!・・・。とはいえ、ここ府中本町駅では、ちょくちょく見られる光景。実は、この駅は東京都の無形民俗文化財の「くらやみ祭り(5/3~5/6」で知られる「大國魂神社」の境内と目と鼻の所にあり、それゆえ神社境内に住み着いた鳩が駅構内にも飛んでくる。というより、駅構内も彼らの生活圏なのだろう。おまけに電車自体も始発駅で停車時間が長いため、開け放たれたドアから何の躊躇もなく入ってくる。初めて目にした人はまさしく目がテン!生き物の苦手な人なんかは一目散に隣の車両に避難。とはいえ、日頃は発車時刻になる頃には外に戻っていくのだが、昨日はさにあらず。降りるそぶりも見せずに正々堂々無賃乗車。そして次の北府中の駅で乗り込む人を左右に押し退け悠然と下車。ここでも目がテン!ともあれ、相手は鳩だから、帰巣本能が売り物なのだから、巣にはちゃんと戻れるのだろうけれど・・・。これも桜の季節ならではの春の宵の夢物語か・・・。