一級建築士事務所 設計本舗・W
日記

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温故知新

更新日: 2009年9月27日

ブラシ

腐って壊れた庭のデッキを2週間がかりで修理しました。
毎年一度は、塗り直していたのですが草が覆い被り影になった所から徐々に腐朽が広がり、留めていたビスが抜け落ち危険になったのでやむなく不精な心に鞭打ち意を決しての修理となりました。
加えて砂埃を被って汚くなった残りの部分もブラシで洗い、これから保護材の塗装です。
写真は、今まで使っていたブラシ(下)と今日の日のために新調したヤシの天然ブラシ(398円)。これまで使っていた物はナイロン毛で腐る心配はないと思っていたのですが、ビニルコーティングされた柄が傷み、使っているうちに折れてご覧のようなありさまとなりました。
ビニルコーティングされていた分、芯の木の傷み具合が見えず、いざ使おうと力を入れたとたんにポキリ、ポキリとなった次第です。
新しいブラシは、すべてが天然素材である分、傷み易いのでしょうが、目で見て状況が分かる分手入れもし易くなったと思います。
さて、ここのところ新政権の言動がテレビからよく流れます。
特に、八ツ場ダムを始めとしたダム建設の見直し問題は、仕事柄気にかかるところですが、何十年も前の計画が目的を変えてまでもいまだに存続する。一度決めたら状況がどう変わろうがやり続ける。この事業ありきの国交省の政策に、年度の予算は無駄でも何でも使い切るという。お役所体質を
見る思いで、今更ながらあきれます。
霞ヶ関のエリートの木も森も見ない政策に、今一度計画当時を
振り返り、改めて今を見直す勇気と知恵が欲しいものです。