一級建築士事務所 設計本舗・W
日記

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ルーキー

更新日: 2014年10月26日

toumyo

 ようやく天候も安定し、秋らしい気候になってきました。そのおかげと言えるのか、一時驚くような値をつけていたスーパーの野菜も例年通りの値段に落ち着き、不良がささやかれ高級魚の仲間入りを果たそうかとしていた秋刀魚も元の庶民の食卓の主役として戻ってきた。
 まさに食欲の秋、この季節を待ち遠しく思っていた方も多いはず。かく言う私もその一人、待ってましたとスーパーの折込チラシを隅まで眺めて今日は何を食べようかと思いを馳せる毎日。
 さて、写真は皆さんご存知の豆苗。何年か前からスーパーで見るようになり、今ではオールシーズン見る事の出来る野菜。エンドウ豆の新芽だそうで今は野菜工場で作られ一年を通して流通している。何でも栄養価も高くホウレンソウやコマツナを凌ぐとのこと。期待の新人、野菜界のルーキ-。
 エンドウ豆といえば初夏が旬、子供の頃夏が近づくと「豆ごはん」として食卓に出てきたが、それ以外にはミックスベジタブルの一員として見る他は彩り用のおまけのような扱いしか記憶になく、唯一目を引く時は焼売の頭に鎮座する姿。とはいえ、これとて主役は下の焼売。サスペンス劇場の犯人役の大物女優の目眩ましとして出てくる若手女優のような役回り。
 それが名を変えての登場。季節感こそないが天候の影響を受けず安定して供給できるところは、我々庶民の強い味方。おまけに驚いたことに、この豆苗一度ならず二度食べる事が出来る。米で言えば二期作だ。地球温暖化も一っ飛びに、いつもの台所がいきなり亜熱帯。ご覧の写真も一度収穫を終え、二度目の収穫を待つところだ。何日か前にテレビでこの事を知り、さっそくスーパーに走り購入、実験開始。
ここまで育つには一週間ほどかかったけれど、それでも立派に成長し、ご覧の姿。
一袋100円程で買ってきたけれど二度食べられれば、端からの50%OFF。
まさに野菜界のルーキーの中のルーキー、スーパールーキー。
 そういえば、昨日は野球のドラフト会議。こちらも期待をされるルーキーの顔がテレビを賑わせた。どの顔も希望に満ちてキラキラしていて、その顔を見るだけで応援したくなる。
 さてその陰で、連日流れる政治資金にまつわる閣僚の辞任騒動。辞めて終わりかと思えば、また次が出てくる。政治の世界のルーキーのお粗末なこと限りなし。
 二度目は豆苗だけに願いたい。